Knocks me off my feet

主に俳優の林泰文さんを褒めまくるブログ

言葉はさんかく こころは四角(2020.9.2 働かざる者たち 2話※回想のみ)

あらすじ

前向きに働いてみようと決心した橋田一(濱田岳)。校閲部でシステム修理をしていると、校閲部員の中に一人の老人を見つける。その社員の名は三木勲(梶原善)。彼はウィキプディアのページをコピーし、メモ帳に張り付けて読んでいるだけで、全く仕事をしない。そんな彼を周囲は“ウィキさん”と呼んでいた。
しかし橋田は、ウィキさんがかつて校閲部のエースとして活躍していた事を知る。彼が働かなくなったのは、過去のある悲しい事件がきっかけとなっていた…。



www.tv-tokyo.co.jp




(今回は簡単な)感想

泰文さんの出番は先週と同じ紹介でとどまりました。
だけど公式サイトには(フラッシュバック)として記載されているあたり、公式さんの優しさを感じます。ありがとうございました。


お姿はともかく、同期3人組の会話には登場しました。

新田くんが「うちの部長に聞いたんだけどさ、ウィキさんって実は…」と忙しいのにわざわざ橋田に電話までかけて教えてくれるやさしさ。
部長が教えてくれたんだ……えっ部長!?

事細かにウィキさんがなぜ働かないアリになってしまったかを新田君が教えてくれる。流暢な説明ぶりから河田部長が事情にめっちゃ詳しいことがわかる。それもそのはず、ウィキさんも柳瀬さんも河田部長もみんな同期なのだ。

ウィキさんは自分が見つけた訂正部分を柳瀬に横取りされた上に柳瀬は校閲部長にまで就任している。ウィキさんの悔しさはいかばかりか……

ということまで知っている。というか知れ渡っている。
全社員とは言わないまでも河田をはじめ、柳瀬が部長に就いたのはウィキさんの手柄の横取りがあってのことだろうと知っている、知られている。校閲に対する能力なんて眉唾物ではないか、部長になれたのも棚ぼたじゃないの?本当の実力じゃないでしょ?と白い目で見られていることも柳瀬は承知の上なんだろう。
―――それを河田部長はどう思っているのか、そういう話を聞きたくなる。こういうのはドラマでも漫画でも描かれない部分ですけども。

そして部下に色々教えてくれる河田部長、ちゃんと部下とコミュニケーション取れてていいじゃん。となっている。こんなかっこいい部長いたら仕事になんねえけどな!


ラスト、橋田が漫画と仕事についてめちゃくちゃ悩むところ。まるで私を見ているかのような気持ちになった。
なんと私と橋田の勤続年数が同じくらいだった。みんなこの頃になるとぶつかる悩みなんだろうか。だとすると本当にこのドラマは私の心に刺さることになるぞ……。
新田君が「そんなに嫌ならよそに行けばいいのに」って。めちゃくちゃ酷なこと言うのよね。それができたらどれだけ楽か……。




「今回のムカつきポイント」
柳瀬部長が橋田を「システムさん」と呼びかけるところ。
名前があるのだから名前で呼べ。
こういうところに職種階級の匂いを感じ取ってしまう。




データ

タイトル:働かざるものたち
放送日:2020.9.2 ※回想のみ
放送局:テレビ東京
役名:河田誠一郎




元ネタ

言葉はさんかく こころは四角(Single Ver.)

言葉はさんかく こころは四角(Single Ver.)

  • 発売日: 2016/09/14
  • メディア: MP3 ダウンロード

盲目の方々に見て回った、という表現は酷だろう。言葉を扱う人間として、こういう相手を思いやる気持ちを失ってはいけない。
この曲のこのフレーズは「言葉は思っていることの半分しか伝わらない」という意味が込められているらしい。
でも言葉じゃないと伝えられないこともあるだろう、きっと。そのために記者という仕事があるんじゃないのかね、ということで。